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DMC-LX1のレンズキャップ自動化

RICOH製のレンズキャップLC-1をパナソニックのデジカメLX1につけてみた。

GX200がでたとき、LC-1を初めて見てちょーっとうらやましく思ったものだが、 よくよく考えてみれば、何もパナソニックがだしてくれるのを待たずとも、 改造してつけてしまえば手っ取り早い。 1500円だから手軽だ。

発売からけっこう経過したので、すでに先人が挑戦していた。 少し参考にさせていただいたので、いくつかリンクさせていただく。

http://homepage.mac.com/toku_1/

ただ、LX2とLX3の情報がほとんどで、LX1に関するものは少ない。 というか、私は発見できなかった。 (余談だが、Panasonicから"DMC-LC1"というカメラが発売されていて、 これが検索結果にでてくるので、肝心の"LC-1"の情報がまともに拾えない)

加工

さて、いよいよLX1にLC-1をつけるわけだが、基本的には少し削るだけなので簡単だ。

LX1のレンズキャップがはまる部分は直径が45.6mm、 LC-1の内径は45.9mmであるので、装着は十分可能である。 ただし、LC-1は内側にあるいくつかの凸のせいで、有効内径がおよそ44mmになっている。

この凸、おそらく本来の用途(GX200やGX100)ではカチっとカメラに固定する役目を果たすのだろうが、LX1にとっては邪魔以外のなにものでもない(笑)

ということで、この凸を削除してやる。 が、LX1にも本来のレンズキャップがはまる溝があるので、 ここにうまくはまるような凸であれば残しておいたほうがよさそうだ。

キャップがはまる部分の幅が全体でおよそ4mm、溝がおよそ1mmである。

図中のA部分がうまくこの溝にはまりそうである。 この部分のみをうまく残し、不要な部分をリューターで削っていく。 プラなのでプラモ用のニッパとカッターでも十分可能だ。

各凸が0.5mmぐらいになったら、一度カメラにはめてみて具合を見る。 何度か繰り返せばきっちりはまるようになる。 くれぐれも削りすぎてブカブカにならないように注意。

削り終われば、Aを引っかけるようにしてはめ込む。 色以外はピッタリだ(笑)

オプション:ねじで固定

確実に固定するため、 Aのちょうど対角あたりにM2のねじをきって、 2mm強に切断したビスで止めてみた。

今回はM2のタップを使ったが、材料がプラなので 下穴をあけておけばビスだけでねじ込むことは可能だと思う。

オプション:塗装

最後にシルバーの筐体であるLX1に黒プラのLC-1が驚くほどそぐわないので、 シルバーに塗装してみた。

使用したラッカーは キャロムのステンレスシルバー。 昔エアガンの塗装に使ったのが残っていた。普通のプラモ用シルバー塗料よりイイ色がでる。表面の硬度も高くなるのではがれることも少ない。 まぁ、値は張るがw

完成

完成図がこちら。 少し、LC-1のほうが粒状感があり、色味が白に近いが、不自然ではない。

これが電源ON時。 ワイド端、テレ端ともにケラレはない。ただし、フラッシュには多少かぶるので、マクロでフラッシュを使う際は注意が必要だ。

使用感はめちゃくちゃ快適。 もうレンズキャップがブラブラしたり縦位置でレンズにかぶってくることもないのだw

(2010/06/28 10:40:52)
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プロフィール

Kenz Yamada(山田研二)。1984年生。大阪。ちょっとずつ好きなプログラム作ってます。 好きなものはカメラと旅行。ガジェットや身の回り、ちょっとこだわります。 詳しくは Web mixi で。

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