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MANHATTAN PASSAGE の 9070 Design solutioN Northwest Passage Limited を買ってみた

#9070 Design solutioN "Northwest Passage" Limited
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マンハッタンパッセージ の #9070 Design solutioN "Northwest Passage" Limited (デザインソリューション“ノースウェストパッセージ”リミテッド、以下「#9070」)というビジネスバッグを購入した。 このページではこのカバンについてレビューを残しておく。

名称#9070 Design solutioN "Northwest Passage" Limited
サイズW390×H290×D140 mm
重量1,350g
容量17L
素材TPU(熱可塑性ウレタン樹脂)
購入金額24,150円(定価)

購入までの経緯

新しいバッグがほしかったので、吉田カバンの PORTER や TUMI、LAGASHA などいろいろ探した。 2008 年の記事だが、このあたり が参考になる。 私の条件としては概ね下記の通りである。

  • ノートパソコン(VAIO type Z)、弁当箱(幅約 11cm)、A4 ファイル数冊がまとめて入ること
  • マウスや iPod などのガジェットをいれるポケットが多いこと
  • バッグ自体の重量が軽いこと(およそ 2kg 以下)
  • 肩にかけたとき負担の少ないこと
  • 自立すること(底鋲があること)
  • できれば撥水性が高いこと
  • できれば 3WAY(リュックにもなるやつ)
  • 安っぽくなく、できるだけ安価であること(コスパ重視!)

しかし、これらを兼ね備えるバッグはなかなか見つからない。また、機能が揃えば揃うほど驚くほど高額になってくる。 これをうまく備えた製品が #9070 であった。価格は 24,150 円。 Limited の名前の通り、限定品らしく、2010 年 5 月時点でオンラインの公式や楽天、ヨドバシなどのサイトでは売り切れ状態だった。

#8070 Design solutioN "Northwest Passage"
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ちなみにこのモデルは #8070 Design solutioN "Northwest Passage"(デザイン ソリューション“ノースウェスト パッセージ”)の限定バージョンであり、ほぼ同型である。価格も同じ設定だが、下記の点が異なる。

  • #9070
    • 表地が TPU(Thermoplastic Polyurethane、熱可塑性ポリウレタン)という撥水性の非常に高い素材でできている
    • サイドに収納可能なペットボトルホルダーが搭載されている
  • #8070
    • 単体で使用可能なノートパソコン用インナーケースが付属している

もちろん素材が違うので、質感・見た目が異なる。 見た目的には #9070 のほうが撥水性が高そうだが #8070 でもちょっとした雨程度なら問題なさそうだし、 テカテカが嫌いだったり、ビジネス用途だけだったりするなら、落ち着いていてこちらのほうがいいと思う。

また、着脱可能なインナーバッグがついているので #8070 にしようかと思ったが、 梅田のヨドバシカメラで見てみるとショーケースの中に #9070 が一個残っていたので、なんとなくこちらを購入した。

買ったあとで思ったが、#8070 は完全にビジネスユースな見た目なのに対し、#9070 はカジュアルでもいけそうな感じだ。 実際、購入して以来、私は公私に関係なく使用している。

#2190 Mr.Lau ビジネストリッパー
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余談だが、いわゆる 青島バッグ こと #2190 Mr.Lau ビジネストリッパー も検討したのだが、軽さ・収納力はいいものの、B4 サイズは大きすぎること、底鋲がないこと、PC 対応になっていないことなどから、除外した。私は青島ファンなので、一度使ってはみたかったが。。。

インプレッション

全体

前述の通り、TPU 素材の外見は表面がツルツルしておりエナメルコートされているようにも見える。 黒に鮮明な赤のステッチが映える。各ファスナーの持ち手にも赤のステッチが入っており、アクセントになっていると同時に、視認しやすい。

メインルーム

一番大きなメインルームは、ジッパーが両サイドともかなり下まで開くようにできており、かさばるものでも出し入れしやすい。また、マチがついているため、不必要にカバンが大口を開けてしまうこともない。

ルーム自体は底の幅が 7〜8cm あるのでかなり収納力がある。私の場合、保温ポッドつきの弁当箱(幅約 11cm)を利用しているが、これを入れてもカバン自体が不自然にふくれることもなく、その他に充電器や電子辞書などを入れられる。ただし、弁当箱をいれてしまうとここには A4 のファイルはほぼ入らない。この場合はセカンドルームに入れることになる。

内側には計 7 つのガジェットポケットがついている。縦長のものが 1 つと幅のことなる浅型のポケットが 6 つだ。

前述のガジェットポケットのほか、内側両サイドのマチ部分にもサイズの異なるポケットがついている。これはペットボトルやぬれていない状態の折り畳み傘を入れておくのに便利だ。

セカンドルーム

こちらはメインルームと比べると幅が狭い(底で 4cm ぐらい)。外側に PC 用のポケットがついているので、ノート PC はここに収納すればよい。このポケットの外側と、セカンドルームとメインルームの間にはクッションが入っているので、安心だ。

ノートパソコンをいれても、A4 のファイルが多少入るので、けっこう使える部屋だ。

サイドメッシュポケット

正面向かって左についているサイドメッシュポケット。不要なときは左のように収納しておけ、ジッパーを下げるとでてくる。

このようにペットボトルや濡れた状態の折りたたみ傘をさっと差しておける。これは非常に便利だ。

フロントポケット

フロントにはポケットが 2 つある。微妙に大きさがことなっており、向かって右側には着脱可能なキーストラップがついている。また、その上にもう一つ小型のポケットがついているが、ここには名刺入れをいれてある。

左側にはペンポケットが3本ついている。左側はほぼ日手帳をいれるのにちょうどよいサイズである。

その他

グリップハンドルには革が内側に巻いてある。直感的にはこの部分だけでいいのか疑問になるが、もってみると手にしっくりなじみ、重さを軽減してくれる。両側のハンドルをまとめるためのストラップがついているが、これは電車などで移動する際に意外に重宝する。

ジッパーのつまみは赤のラインが入った持ちやすい革製。全ポケット共通デザインだが、メインルームのものだけはすこし長めになっている。

ショルダーストラップ。内側には滑り止めがついている(図右)。滑らないので身体を傾けなくても担げる。見てもらえばわかるようにカーブがついており、かけ心地はいいのだが、たすき掛けすると少し身体のラインに合わないことがある。

底鋲。これがすばらしい。家でも車の中でも安定して立ってくれる。もうこれなしのカバンはいらないと思えるほどだ。

右のフロントポケットについているロゴマーク。全体のデザインにマッチしてカッコイイ。

ラゲッジタグ。まぁ使わないと思うが、ロゴも入っているので、なんとなくイイカバンを買った気がする。

両側につけられたループハンドル。走ったりするときや、カバン自体がかなり重いときに、ここをもっているとけっこうラクだ。

背面にあるジッパーを開けるとキャリーバッグに通すことができる。出張のときなどに便利そうだ。ついでにこの部分はマガジンポケットになっており、電車で読んでいる本などをさっと出し入れすることができる。

あとがき

マンハッタンパッセージはいいメーカーだと思う。マンハッタンポーテージのパクリ、という見方もあるが、少なくとも現在では独自色の強いカバンをだしているし、価格も品質や機能の割に安価だ。今回私が調べた限りでは、TUMI や PORTER は機能的に片手落ちなものが多く、価格も高めだ。

個人的にマンハッタンパッセージで気に入っているのは、すべてのバッグのスペックに容量(リットル)を明記していることだ。もちろん絶対的には実物を見てみないとわからないのだが、相対的に多くのバッグを比べるときに非常に便利だ。全メーカー、これを徹底してくれれば、Web でも容易に"カバン選び"ができるのに...と思う。やたら凝った Flash の Web サイトよりユーザーフレンドリーな配慮が私にはとても快く思えた。

前述のように今回購入した #9070 は、 A4 サイズビジネスバッグとして優れており、欠点という欠点が見当たらない。普段のビジネス用途から出張まで幅広く対応できるビジネスバッグを必要としているなら、自信をもっておすすめできる逸品だ。今新しい鞄を検討しているならぜひそのリストにこれを加えてほしい。

商品リンク

もし、レビューがお役に立てたなら、こちらのリンクから見て、願わくば買っていただければ幸いです。マンハッタンパッセージ仲間が増えることを楽しみにしております。

#2190 Mr.Lau ビジネストリッパー "青島モデル"
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#8070 Design solutioN "Northwest Passage"
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#9070 Design solutioN "Northwest Passage" Limited
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参考リンク

履歴

  • 2010/5/28 途中まで UP
  • 2010/6/08 更新
  • 2010/6/19 更新、写真 UP
(2010/06/20 02:12:54)
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プロフィール

Kenz Yamada(山田研二)。1984年生。大阪。ちょっとずつ好きなプログラム作ってます。 好きなものはカメラと旅行。ガジェットや身の回り、ちょっとこだわります。 詳しくは Web mixi で。

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